ワシにも神童と呼ばれた頃があったんじゃ

 

新幹線に乗って秋田から帰ってきた。

 

もう正直家族と話す事なんてないので適当に会話を流しながら部屋にこもっている。

部屋にこもっていると色々フォルダや書類が残っていて、卒業文集を取り出してみる所から始まって、そこから部屋中の書類を懐かしくて全部ひっくり返して見てるうちに夜が更けてきている。

 

嬉しかった事をいくつか。

無くしていたコンピレーションアルバムが見つかってよかった。本当にどこに行ったかと思ってたので普通に嬉しい。

何故か中学生の時のファイルの中に2008年のコンプエースの付録のA2くらいのリトルバスターズ!能美クドリャフカのポスターが入っていた。古いアニメのポスターってだけで心が躍る。

高校の卒業した先輩の合格体験記に元カノの書いたものが載っていた。全然気付かなかった。高校の時、1個上の放送部の先輩(何で自分と付き合ってたのか分からないくらいかわいい)と2ヶ月か3ヶ月くらい付き合ってたのだけど、なにせ付き合ってた期間が短すぎるし、受験で忙しいから、とメールもろくにしていなかったし、当時のガラケーはつかないので、そういう思い出も出てこないものだと思っていた。

自分は実は学生時代に告白された回数がかなり多くて(10回は行ってる)、付き合った回数もそこそこあるんだけど、付き合ってもかなりの短い期間で振られているし、告白した/付き合った相手はみんなその事を忘れているか黒歴史化しているので、その事は結局自分しか覚えてなくて、自分しか認識してない記憶ってどうやってそれがあった、って証明するんだろう?って思った。

同族と思ってくれてた人間には悪いが、「学生時代は」モテてた。同じ部活の他校に自分のファンクラブがあったらしくて、他校の女子から連絡先を何度も聞かれたけど、今は見る影もない。こんな話で自慢してるくらい落ちぶれてるし、元カノとの思い出をぐだぐだ語って、昔はモテてたんだ、なんて嘯くオタクなんて当然モテないよな、わかって欲しい。こんな昔の自慢してる奴なんてモテる訳ねえじゃん。

 

あとはテスト類。中学のテストの成績表が出てきた。中学生は頭が良かった、と自分では把握してたけど、一回定期テストで482/500を取ってるけど、業者のテストだとたまに400点を割ったりしている。あと自分の英語の文章が出てきたけど色々酷い。酷いと言えども多分今とそれほど変わってない。とりあえず好きな人はaikoって書いてるなこの時代。それと筆記体がブームだったらしく答案も全て筆記体で書いてるな。中二だったんだから仕方ないよな。

中二といえば卒業文集が本当に酷かった。帰って来るたびに薄目で見るんだけど、「巻頭詩」というのがあって、開くと1ページ目に自分のポエムが載ってるのはマジで痛い。多分エロゲの歌詞をパクって書いたような気がする。なんか最後にロシア語で書いてある。なんだこれって感じだな。

 

この卒業文集はまだ毎年見てるので耐えられるんだけど、今日新たに発見したものがあって、それが

 

「文化祭の劇の脚本コンペに応募した原稿」

 

当時アニメに超ハマっていたので、登場人物の名前がCLANNADの登場人物で、内容もモロアニメのパクリで、「あんぱん……」とか言っちゃってるんですよ、なんだこれ。しかもそれをゴリ押ししようとしてたんだよね、当時。目を覆いたくなるよ…ほんと……こっちは人の目に残るような感じでなくて本当に良かった……

 

 

 

以下鬱です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さい頃は神童だった、ってまとめたいんですけど、神童になるにはメンタルの強さが足りてなかったんですよね。例えば英語のスピーチコンテストとかで練習の時点でボロクソに言われてテンションが落ちまくってる様子が書類から見て伝わってきたし、野球部でいじめられてイップスになって、背番号が安定しない感じとか(ピッチャーをやったりしていた)見ててやっぱりずっとメンタルが弱くて自信がなくて、それがずっと続いて高校になって鬱病に追い込まれると同時にインターネットに逃げていって、高校が終わる頃には頭が働かない状態になってたって感じです。

高校は受験期の夏休みには行けなくなって、夜に7時間目、8時間目をやって午前の分を取り返してようやく卒業できたけど、大学に行ってもずーっと朝起きられなくて今も起きられない。

鬱病の状態は脱したものの不安障害はずっと続いていて、青年期によるもの、と診断されてるけど、幼年期から抱えてきたのをどうやって克服するんだろうね。

結局健常なコミュニケーションを取る事を渇望してきた人生だったなあと振り返ってみると思います。変わってる、人と考えてる事が違うと言われる事が多かった人生だったけど、それで特にいい事はなくて、ただ他人と喋りづらくて輪の中に入れなくてそれを外から見てる、みたいな思い出しかない。ずっと、今も、誰かと友達になれないでいる。

もうこの歳になったら親の恩返しを考え始める頃なんだろうけど、自分を鬱に追い込んだ張本人である父は一生恨むつもりでいる。19の時に「半殺しにしてやりたい」とブログに書いてそれが見つかって怒鳴られた記憶があるけど、その時の火はまだ燻っている。正直一発でも殴ってやりたいくらいだけど、フィジカルで互角な分、あっちは自分を殴っていいと思っていて、こっちは親だから殴ったらダメだというのが頭にあるので、その分勝てないと思う。フィジカルで勝てる時を座して待つ。反抗期なんて子供かよって思うかもしれないけど、誰を恨むかなんて社会に決められたくはないよな。

 

 

 

 

 

 

自分の家の前は大きな駐車場で、そこには除雪車がたくさん止まってあって、冬の深夜になるとそれが稼働する大きな音が鳴るんだけど、もう朝になって終わってしまった。この悪夢みたいな閉塞した人生はいつ終わるんだろう。

 

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画像はひもてはうすでの狂った上坂すみれが演じた娘の大喜利の答えです。

 

※常体と敬体混ざっちゃった。毎度読みづらくてごめんね。