依存

頭が痛い。

スマホ依存症、という言葉が頭をよぎるし実際そうなんだろうけど、スマホを離した先で何をやるかといったら漫画とか小説とか、よく行っても勉強とか。どこまで行っても目を酷使してしまう趣味しかないのでどうしようもない。昔は楽器をやっていたのだけれど、下手すぎる自分を直視できなくなってやめてしまった。やればやるだけ上手くなる事に喜びを見出す人間もいるんだろうけど、「下手な自分」をひたすら直視しなければいけない事に耐えきれなかった。自分はなんだってそうだ。

スマホ依存、一口に言っても多岐に渡ると思う。塾で入口から出口までずっとスマホをいじっている中学生はウイイレをやっていた。他のゲームも大してやってないみたいだしウイイレ自体に依存性がある訳でもないし。

SNS依存で友達があげたインスタの写真に病んでる奴、Twitterで男女差別について怒ってる奴、みんなみんな情報に溺れてる。情報には依存性がある。これは本当だ。そしてスマホは情報の宝庫だ。スマホさえあれば友達の情報、有名人の情報、好きなものの情報、大体なんでも手に入る。スマホは情報の権化みたいなものだろう。ケーキバイキングに行ったらケーキが取り放題だから好きなケーキを全種類食べようとしてお腹を壊してしまう。「なんでも手に入る」事に対してちゃんと注意を払わなければならない、、、、、とか立派な事を言うけど自分から離れられた試しがない。人と喋っている時にスマホを弄りだすような人間ではないんだけど、孤独な時間とスマホはべらぼうに相性がいい。飲んだ後に食べるラーメンは美味いみたいな、そういう、健康に悪い相性の良さだ。もう自分は健康に悪い事、アルコールとか、タバコとか、カフェインとか、すぐ身体に出てしまって摂取出来ないけど、情報を摂取する事だけは身体を壊してもやめられないでいる。

健康に悪いのにやめられない事といえば砂糖がある。「砂糖なんてみんな日常生活の中で多かれ少なかれ摂ってるのでは?」と思うかもしれないけど、自分の場合砂糖がめちゃくちゃ入ったジュースがやめられないでいる。じゃあ少しずつ減らしていけば?って話ではあるのだけれど、そもそも毎日が栄養失調気味である為、常に低血糖状態で吐き気がしてしまうのだ。低血糖ブドウ糖を摂れば割と手っ取り早く治ってしまうので(ちゃんと食べないと1時間くらいしか保たないけど)問題が先送り、先送りになってしまう。食べたくない。なんでこんなに食べるのが面倒くさいんだ?って病んでしまうくらいなんだけど、自分で料理したものをそのまま食欲が無くて冷蔵庫に入れて、結局食べれなくて捨ててしまうような、そんな生活をしている。

「自分を大切にできない」人間ってある所が致命的に出来なくなってしまうんだけど、自分はそれが食事だった。多分風呂が苦手な人間は風呂に入れないんだろうし、部屋の片付けが出来ない人間は部屋の片付けが出来ない。後は逆にスナック菓子を食べ過ぎてしまう人間もいるんだろうな。苦しさは人それぞれだ。

勝手にふるえてろ」という映画を完走した。「完走」という表現を使ったのは、おススメされたはいいものの、序盤から苦し過ぎて10分ずつしか観れなかったからだ。あらすじはネットとかで勝手に調べてください。

誤解を恐れずに言うなら、「うわ、女っぽ」という風に感じた。序盤の、周りの人間に内心毒づく言葉に一つも共感できなかったし、最後に二に対して発した言葉がそのまま全部自分に対してのカウンターになってしまっている。正直ラストでも「お前が言うな」って思っていた。多分女性には誰しもこういう自分勝手さとか、情緒不安定さとか、それも引っくるめて自分の思うままに愛して欲しさだったりとか、それらを客観的に見てる気になって打算的になる所とか、あると思うんだけど、自分はそれを二みたいに「それもかわいい」と思って愛してあげられないし、共感もできないと再確認した。勧めてくれたあなたに対して、この感想があなたへの否定になってしまうのなら申し訳ない。自分はそこまで人間が出来てない。

「あなたの事を愛している」という言葉は本当はそう思ってないから言えるのだ、と思ってしまう。言われる側として、こんな甘美な言葉は無くて、一生他人から言われたその言葉を思い出して生きていける程だと思うけど、言う側として、嫌われたらどうしようとか、好きになればなる程、そういう考えが過ってしまう。けど言わなきゃ無だし、受け取り手が好むように発しなきゃマイナスだ。そう思っているうちに何にも伝えられなくなってくる。なんでもかんでも「あなたの事が好き」と伝える人間は軽蔑してしまうけど自分の本心絶対主義みたいな所にも呆れてしまう。

Moonlight

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